プログラマーとして独立するのであれば、確かな技術さえあればやっていけると考えがちです。
ところが、実際には何よりも営業力が重要になります。
どんなにプログラマーとして優れていたとしても、仕事がなければその腕を発揮することができないためです。
そのため、まずは企画書の作り方を覚え、魅力的なプレゼンテーションができるように練習しておくことが大事です。
苦手なら、営業を行ってくれる人を雇うことも検討しておくと良いでしょう。

次に、プログラマーの仕事を請け負う際、相場はどれくらいなのか金額を調べておくのも忘れてはなりません。
あまりにも安い場合、一時的に依頼が増える可能性は高いです。
しかし、長い目で見ると便利屋のように扱われるだけで、まったく儲からないといったケースになりかねません。
また、後で値上げをすると印象が悪く、顧客を逃すことになってしまいます。
しかし、大手のIT企業にいるプログラマーと同じ値段では依頼を勝ち取れないため、若干安くしておくのがポイントです。

独立した際は、トラブルが起こるとすべて自分で処理することになります。
解決が長引けば信頼に関わりますし、精神的にも消耗します。
業務にも支障が出るかもしれませんが、きちんとした契約書があれば避けられます。
また、自分の技術に自信があるのは良いことですが、それをクライアントに押し付けないようにすることも大事です。
あくまでもクライアントの要望に応えるのが目的であるため、例え納得のいかない内容でも柔軟な対応が求められます。